暖房がない地下鉄、暖房を使わない地下鉄

冬場の電車は、暖房がついているものだろう。一方地下鉄は、外気が吹き込まず車内が暖かいことが多い。
製造初期の東京メトロ銀座線の車両には暖房機能がなかった。しかし今は出庫後の車両内が冷えてしまうからと暖房搭載の車両が大部分で、暖房なし車両は引退しつつある。
都営地下鉄大江戸線は暖房装置を搭載しているが、暖房を使っていないという。大江戸線は全線が地下深くを走行している上に、他の路線に比べ車両やトンネルが小さめだ。銀座線同様車両内が温まりやすいので暖房が必要ないのだという。
さらに札幌の市営地下鉄でも、乗客が少ない早朝深夜と、高架を走る区間を除き、暖房を使っていない期間があった。電気料金が値上げされたことによる節電が目的だった。聞き取り調査では、暖房をつかっていなくても車内の温度がちょうどいいと答えた人が79%に達したという。
閉鎖された車内が満員だったりすると、車内が暑く息苦しく感じてしまうこともある。暖冷房だけでなく除湿、送風といった機能を使い分けるのは、乗客である私たちにとってありがたいことだ。